ケアマネ「金の卵」へのYell
私のブログは今回で最後になります。介護保険が始まってから20年以上経過し、当時からケアマネの仕事をしてきました。制度も業務内容も介護状況の変化とともに少しずつ変わってきてその責任も増してきました。今後もまだまだケアマネは在宅サービスの要として存続すると思われます。
利用者様は一人一人状態に相違があり、またその方を取り巻くご家族や環境などいろいろです。特にご家族の方で認知症を発症された時は誰しもショックで戸惑い混乱します。その人らしい、尊厳あるケア「寄り添うケア」が求められます。認知症を持つ人とともに暮らす共生の姿勢が大切です。皆様で認知症の人とその家族を支え、誰もが暮らしやすい地域づくりの運動もみられるようになってきました。
さて新人ケアマネジャーの皆さんにとって大切な事は、たとえば面談の後などで気が付いたことを振り返り、事業所内で共有する。そして面接技術は面接を繰り返すことで向上します。ベテランケアマネも情報を共有することで自分にはない視点がわかったり忘れかけていたことを確認することができます。
また心が折れそうな時、例えば利用者様やご家族からの苦情があった時などです。日常的には何かお願いされることが多いですが、指摘される経験は少ないと思います。しっかりと受け止め今後に生かせるような前向きな気持ちが大切です。
更に近年特に感じる事は在宅医療が多くなりターミナルケアなども含めケアマネと医療との関わりが大切になってきています。今後もより良い「医療との連携」ができるような働きかけが必要と思われます。また独居や高齢者世帯がさらに増えて「地域住民の方との連携」インフォーマルなサービスを活用することも求められています。
ケアマネは多くの方と接することが多く精神的ストレスも大きいと思います。皆さん「ON」と「OFF」を切り替えて気分良好な状態を維持し生き生きとした日々を過ごしてください。