認知症の人と家族の会「笑輪」勉強会をおえて
令和7年1月21日(火)くまのの里、地域交流室にて認知症の人と家族の会「笑輪」主催の勉強会がありました。
今回は看取り士として活動をされている白岩真寿美氏を講師にお招きし「ご本人の思いに寄り添いたい」~大切な家族のために~というテーマでお話を伺いました。
事前にチラシ配布にて参加者を募り、当日には飛び込みで参加して下さるご家族もあり、ご家族24名、スタッフ4名、計28名と多くの参加がありました。
白岩氏は病棟看護師として長く勤務され、多くの方の死や出産を間近にみてこられた経験から講師自身の死生観が今の看取り士としての活動に繋がっていると話をされました。
どうしたら後悔のない看取り(卒業式)ができるのか?ポイントは3つ。
1つ目は「知る」~自分の死生観を知る~
・どういう最後を迎えたいと思っているのか?その時、誰にいてほしいか?
それまでに何をしたいのか考えてみる。
2つ目は「自分で決める」~自分の旅立ちは自分で選ぶ~
・自分で選択する。私はこうしたい。認知症や病状により意思決定が難しい場合は身内がその方の心を読み取る。その方の人生を振り返る。
3つ目は「伝える」~家族に思いを伝えておく~
・後に残る人が困らないように、エンディングノートや手紙などに、こんな人生を送ってきたと書き留めておく。通帳の場所やパソコンのパスワードなども…
白岩氏の優しく安心できる語りに参加者の皆様も耳を傾けられ、本の読み聞かせでは涙を流される方も多くありました。
勉強会の後半は4つのグループに分かれて家族間交流の時間を設けました。
介護していて感じていることなど、気軽に話をしていただきました。
「介護初心者で日々、辛抱し、葛藤している。」と話をされたご家族に、介護を卒業したご家族から「自分を一番大事に考えて!頑張らなくてもいい。今日の交流会のように辛抱のはけ口を作ることが大事だと思う。」と声がかかり、それを聞かれたご家族から「我慢しなくて良いと言ってもらえて気持ちがすっきりした。今日は来て良かった。」と喜んでくださる場面もありました。
勉強会を終えて感じたことは介護は人それぞれで、その方をとりまくご家族や環境も様々。安心して、自分らしい在宅生活を送っていただけるように、ご本人、ご家族の思いを聴き、気持ちに寄り添えるよう頑張ろうと改めて気持ちが引き締まりました。