興味深い話を聞きました
先日法事があり、そこで同席した方の話がとても興味深いものでしたので紹介します。その方は、現在研究論文等の添削等をされているとのことで、以前は某大学でステロイド薬の研究をされていたとのことでした。(日本でステロイド薬を開発し始めた頃に)
ステロイドは、副腎皮質ホルモンであり、通常は人の身体の副腎から分泌されるものであるとのことで、現代の治療に大きな成果を上げています。また副腎皮質ホルモンはストレスホルモン(抗ストレスホルモン)とも呼ばれているそうです。
但し、ステロイド剤は使用方法を考えないといけないとのことでした。まず、悪いところの菌を殺すような役割では無く、ホルモンであるので誤解をしてはならないこと、そして投与することで本来自分の身体の副腎から分泌していた副腎皮質ホルモン(ステロイド)が、外部からの投与で減少することがあるとのことです。つまり、外部から投与することで、自分の身体で作らなくても良いのではと判断するため、増やしたり減らしたり止めたりという調節を、観察しながら処方していかないといけないとのことでした。
インターネットで調べれば、同様の内容は知ることは出来ますが、直接開発に関わってこられた方の話は興味深く、かなり難しい内容であったためざっくりとしか書けませんでしたが、楽しいお話を伺いました。
その方は以前に動物生態の研究をされており、鶏の鳴く順番や回数(決まり事がある)についての研究についてもお話を伺ったことがありました。研究者の話は熱く、そしてエネルギーを感じる話でした。