魚羊魚に魚京肉
日々の生活の為に買い物に行っている。ここはビールを買う店、ここは豚ミンチ、魚とピーマンはあの店で買おうというふうに、行き宛てのある店が増え、それに伴いポイントカードの所持も増え、最近は薄めのカードを見かけるようになったけれど、分厚いプラスチックのものも多く、どうしても財布が膨らんでしまう。ろくに現金は入っていないというのに!。田舎町でひっそりと暮らすだけなのに、何故にこんなにも色々なカードが必要なのだろうか。そんな問題にマイナンバー制度はなにか役に立つのだろうか。
毎日同じ愚痴を抱えているわけではなく今日は食べる為にスーパーの鮮魚コーナーに来ています。良く目立つ場所に、このコーナーには似つかわしくない肉が積んであり、それは遠目でも肉だと分かるほど大き目の切り身。タグを覗くとクジラと印刷されておりました。商業捕鯨が禁止されている昨今、なぜこんな田舎のスーパーで売っているのだろうか珍しい。グミのような半透明な赤い肉に白い筋が斜めに入った立方体。くじら肉を見るの自体久し振りだな。結構分厚いな。でもこれって鮮魚コーナーでよいのだろうか、どちらかというと生肉に分類するのが正しいのではないのだろうか。しかし魚肉ソーセージが加工肉コーナーに置いてある例もあるしな。珍しいものを見たせいか余計な詮索が楽しいです。
肉の値段は500円台。本当にクジラなのか?。なるべく白い筋の少ないものを選んで購入しました。クジラと言われると、真っ先にフライが思い浮かぶ一庶民ですが、その日、店には加工したものは売っていなかった。今回は素直に蒸し焼きにして食べよう。フライパンに肉と酒を入れて火にかけて…、この赤い肉は蒸し焼きにするとよく膨らむみたいで厚みが約3倍の大きさに、横幅は少し縮みました。皿に移してナイフで切る。筋が多くて硬い。久し振りに食べた感想は、そうそう、前に食べたときもこういう感じの少し血生臭い味だったな。前に食べたのは何時だったかよく覚えておりませんが、どこか懐かしい味でした。
Web検索で見つけた「くじら横丁」は、各都道府県別でクジラを注文できる店を紹介するポータルサイトで、ここを見ると、田舎のスーパーで売っていても、それはそれで、大して珍しいことではないのかなと感じられます。次は是非ともフライが食べたいと思います。