高野山開創1200年記念行事に行ってきました
今年は弘法大師(空海)が、高野山を道場として開かれてから1200年の年月が過ぎ、それを記念する行事が行われる年です。
去る平成27年4月12日~13日、丹後地方の高野山真言宗の寺院と檀家様とで、高野山開創1200年記念報恩法会のため、団体で参拝に行ってきました。
バス5台を連ね、遠路はるばる和歌山県の高野山に行きました。標高が900mあるので、気温は5度くらい下の街より低く、歩いていても肌寒かったです。宿泊した宿坊は、私が大学生の頃アルバイトをしていた思い出のお寺でした。
しかし寒いのなんの。寝る部屋の暖房は無し、豆炭あんかが布団の中にあるだけ。寒いので布団に入ってスマホを見ていて、そうそう充電をしようと思い、コンセントを捜すも・・・・。無い・・・コンセントが・・・、寒いのでストーブのある部屋に行き、普段飲んだことも無い日本酒(般若湯という)を寒さ対策で飲み、色々話をした後部屋に帰って床に就きました。
4月13日には、伽藍の金堂というところで法要を行いました。写真のように今まで着たことの無い様な衣装をつけ、厳かに法要が終了しました。私は、声明(しょうみょう)の頭(とう)という、出だしを一人でいう役割があたっておりましたので、若干緊張しながらこの日を待ちましたが、まあまあの出来だったと思います。
早朝は雨が降っていましたが、行列を作る時には雨もやみました。しかし、雨男の意地を見せ写真撮影の時には土砂降り・・・。皆からなかなかやるなと評価してもらいました。
約2時間の法要も無事終了し、土産物を買ってサービスエリアでたこ焼きを食べて帰路につきました。
「初心忘るべからず」、高野山で修行をしていた20歳の頃の自らの心を思い出し、今後の人生を過ごすにあたって色々と考える良い機会となりました。