節分行事
2月3日は節分でしたねっ。豆まきしましたか?
それはさておき、当デイサービスセンターでは毎年恒例の餅つきをしました。
少々ハプニングがあって予定より1/4ほど出来上がりが減っちゃいましたがなんとか無事に餅がつけました。あんこ・きなこ・砂糖醤油・おろし醤油の4種の味で召し上がっていただきました。 万が一にそなえて吸引器の準備やスタッフ体制を万全にしていましたが、ありがたいことに活用することなく無事に終えることが出来ました。日頃ご飯をつまらせそうにしたりなかなか食が進まない方達でも大好きなおもちだと違うんですね 食べっぷりが…食の力の素晴らしさですな。
美味しそうに召し上がられていて、見ているコチラ側も幸せな気分になれましたが、楽しそうに食事されているテーブルにちょっと耳を傾けるとこんな話が聴こえてきました。
「やっぱりもちは美味しいなぁ」
「いつからもちを食べとらんだろう」
「家でなんかもちなんて食べれんでなぁ」
「もうもちなんて食べれんと思っとったで嬉しいわぁ」
「死ぬ前にもちが食べれてえぇ冥土の土産ができた」
ご利用者様方の年代の方々にとって“もち”を食べるという事は格別の事なんだなぁと感じました。今のこの飽食の時代、“もち”はべつに格別の物でもなく食べようと思えばいつでも手に入りますし、どこでも誰でも食べられますが、昔はお祝いの時に神様やご先祖様に捧げる物であり、それをありがたくいただくという事だったと聴きました。なるほど格別なワケですね。
餅つきって、準備や片付けに結構手がかかりますし、喉に詰めたら死に直結してしまうという大きなリスクがある食べ物でもあり、企画する時いつも悩みますが、こんな思い入れがありとても喜んでいただける事なので今後も是非継続していきたいなぁ~と、おこぼれをいただきながら思ったりしていました。