全国大会で・・・
11月21日(土)に広島県福山市で『第7回 日本通所ケア研究大会』という全国大会が開催されました。その全国大会の午後からの一般演題の部で、昨年に引き続き今年も発表をさせていただきました。下の表は全国大会の日程表です。21日(土)の13:30からの一般演題発表:テーマ「介護予防とリハビリ」のグループで発表しました。日程表の下に当日の冊子の中に掲載された抄録の原稿を載せておくのでご覧ください。
地域支援事業における介護予防事業
~ 一般高齢者施策と特定高齢者施策を実施して ~
社会福祉法人 北丹後福祉会 久美浜デイサービスセンター
【1】はじめに
当デイサービスセンターでは、昨年度に引き続き京丹後市からの委託を受けて地域支援事業の介護予防事業を行った。
一昨年度は特定高齢者対象の介護予防教室『だっちゃ倶楽部』のみだったが、昨年度は一般高齢者対象の運動教室『いきいき運動倶楽部』も行った。
【2】具体的な取り組み
一昨年度は特定高齢者を対象に非マシントレーニングを実施した。昨年度は特定高齢者は一昨年と同様に非マシントレーニングを、一般高齢者はマシントレーニングを実施した。
非マシントレーニングは、京丹後市が推進している“転ばん体操”を主に実施した。
マシントレーニングでは、ローイング・レッグエクステンション・ヒップアブダクションの3種のマシンを使用した運動を主に実施した。
両トレーニング共、厚生労働省から出されている運動器の機能向上マニュアルを参考にして、休憩を含め約90分のプログラムとした。内訳はウォーミングアップ・クーリングダウンを各15分、主運動を50分、その他レクリエーションや学習時間を10分程度実施した。休憩や水分摂取はメニューの合間や参加者の様子を見ながらこまめにとった。
また、教室に参加している時だけしか運動をしないのでは効果は期待できないし、継続していかなければ機能低下に陥ってしまう恐れもあるため、自宅でも自発的に運動できるように促すと共に、日誌を作って日々の運動実施の有無を記録し運動の習慣化を援助した。
【3】成果と効果
教室開始時(1回目)と事後(教室最終日の前の回)に体力測定を実施した。体力測定の項目は、握力・開眼片足立ち・ファンクショナルリーチ・チェアスタンド・長座位体前屈・歩行速度・足指力の7項目を実施。
各項目の改善者は次の通り。
○特定高齢者対象『だっちゃ倶楽部』
平均年齢76.6歳。17名(男3、女14)
・柔軟性13名 ・足腰筋力11名
・歩行12名 ・ふらつき11名
○一般高齢者対象『いきいき運動倶楽部』
平均年齢79.3歳。6名(男2、女4)
・柔軟性6名 ・足腰筋力6名
・歩行6名 ・ふらつき4名
【4】考察・まとめ
今回も個人差はあるものの、参加者全員に身体機能の向上や健康感の向上がみられた。今年度もすでに一般・特定高齢者共に教室が始まっている。
“個人の尊厳を重んじ利用者の立場に立ったより質の高いサービスを提供し地域社会での生活を支援する”という法人の理念に基づいて、地域支援事業の目的の “高齢者が要支援や要介護状態へ陥らないよう予防や改善を図り出来る限り自立した生活を送れるように支援をする”ことが出来るように、今後もこの介護予防事業を継続していきたい。
以上
※ 原稿なのでぶっきらぼうな言葉になっていますがご了承を!
この本番までに練習を重ね施設内でプレ発表会を3回しました。本番では、前発表者がスライドを終了させてなかったり、原稿を読み始めたらマイクスタンドが縮んだり、原稿が汗でくっついて上手くめくれなかったりとハプニングが盛りだくさんでしたが、練習の成果か意外と落ち着いて大きな声で発表出来たと思いました。
もし発表をご覧になった方がいらっしゃったら是非コメントしてくださいね!