母の世界
2015 年 8 月 26 日
私の母は今年で89歳になろうとしています。
43年間独居で、耳が遠いのと、目が悪いほかは結構しっかりしていると思ってました。
昨年から嫌がっていた補聴器を使いだして、いろんな音が聞こえるようになったようで、「誰かが近づくと足音が聞こえる」「後ろから来る車の音がうるさい」「夜虫の音が聞こえる、何年振りだろう」と小さいことに感動して私に聞かせました。
今年に入ると、左眼の視力が低下が著しくなり、もともと右眼は失明状態にあったこともあって、思うように買い物も出来なくなりました。白内障という事で、手術をすることになりました。
「右眼は見えるようにはならないが、痛みが来る前にしておきましょう」と右眼の手術を先にしたのですが終わってみると、なんとすごく見えると本人もビックリ!(^^)!
めっちゃタメ口の先生も「よかったなあ~俺も捨てたもんじゃあないなあ」と喜び合い、 一か月して左眼も終わりました。
母は「先生の顔が見えるわ~ 庭が汚い、掃除せんなん」自分の手を見て「まあ私はこんな皺だらけの手だったの? 嫌だわ~」喜びなのか(*^_^*) 嘆きなのか(-_-;)
今までみえなかったものが見えるようになり、いろんんなことが気になりだしたようです。
それにしても 母は長い間、どんな世界にいたのだろう・・・・。
早く気づいてあげられなくてごめんね!お母さん<m(__)m>
投稿者:utako | Posted in スタッフのつぶやき | No Comments »