楓と蔦
2014 年 7 月 7 日
田舎の家なので周りには何本か木が生えています。かつて家の裏には実の付く木もありました。今はもう枯れましたが。
家の前に生えている木は楓(カエデ)で、葉の色が変わることで季節を感じたり、刺されると上半身蕁麻疹になる毛虫が付くなど良くもあり悪くもあり、それでも我が家では定番の木としてその存在を空気のごとく認知しておりました。
そんな楓に久しぶりに目をやると、明らかにそれとは違う葉っぱの色。形も丸く、全体的にシャギーだった見た目がスムースというかマイルドになっています。
隣を見ると、いつのまにか、蔦(ツタ)が地面から力強く伸びており、本当に全く気付かないまま、それに取りつかれた楓は枯れてしまっておりました。
元々楓があった場所には今は枯木が立っており、しかもその木が枯れているとは思えないほど賑やかにツタの葉っぱが絡んでおり、見事なまでに木の種類がすり替わっています。
あと何年か過ぎると元の木がなんだったのか忘れているかもしれません。
Webで調べてみると、蔦が家を覆うと病気になると言われたりするようなので、嫌われることもあるようですが、外壁に這わせて家を涼しくする使い方もあるようで、真剣に育て方を紹介しているページも見つかりました。
私には蔦が似合う建物なんて阪神甲子園球場くらいしか思いつきませんし、家はそんなに巨大ではないので、とても覆ってほしいとは思えません。ホラーハウスです。
次の晴れた休みの日に蔦は根元から切り、楓の苗を買いに行こうかと思っています。
投稿者:黒レンジャー | Posted in 居宅便り | No Comments »