~ 花まつり・・甘茶・・降誕会 ~
2014 年 6 月 4 日
「おぎゃあ、おぎゃあ」と泣く声は、「天上天下唯我独尊」
「花まつり」といえば、「甘茶」です。一年に一回だけ、いただく甘~いお茶です。
年配の方や子供さんらが、水筒をもってお参りに行く光景が懐かしく思い出されます。
「花まつり」はお釈迦様のご誕生のお祝いです。暦では4月8日ですが、
花の咲く時期にあわせて5月8日にされること多いです。日本でこの行事が
行われるようになったのは、606年推古天皇の代からといわれてます。
この行事はルンビニー園という花園においてお釈迦様が生まれた故事から
花御堂をつくり、「甘茶」の入ったタライを置き、そのタライの中に、右手を上、左手
を下にさした小さな釈迦像(誕生仏)を安置し、「甘茶」をそそぐ儀式を行います。
<花御堂、誕生仏>
お釈迦様は故事によると、お生まれになって七歩あゆみ、天地をさして“天上
天下唯我独尊”と叫ばれたといわれます。 この七歩とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、
人間、天上という迷いの世界(六道)を離れ、仏道の修業を進めていくことをさします。
また“天上天下・・・”とは、この世の全ての人々は皆一様に尊厳で清浄な心をもって
います。その尊さに自らも気づくよう修行に励むと共に、一切の衆生が無為安楽な生活
を送れるようにという願いを現したものです。 (o^ー^o)
<合 掌>
投稿者:緑レンジャー | Posted in 居宅便り | No Comments »