~その立場になって思う事~
今春4月に我が家の長男が新しい道を歩むため、大阪での生活を始めました。
ロードバイクや町中で見る様々な自転車をメンテナンス、作成する専門学校
に行きました。
やりたい事があるならと、子供の背中を押しましたが、自分が思っている以上
に大変な事が多くあり、うれしい反面、子供の前では決して見せない想像以上
の不安が押し寄せてきました。
ただ、そんな時いつもそばにいて助けてくれたのが、両家の祖父祖母でした。
何も言わず、そっと寄り添ってくれるその安心感は自分の中の不安を全て吹き
飛ばして「いつでも応援してくれる、よし!自分もまだまだ限界じゃないぞ!
楽しんで頑張ろう!」そんな気持ちに変えてくれました。
大阪に出て約一か月、楽しそう授業を受け、友達と休日になれば明石大橋や
色々な場所へ自作のロードバイクでライドに出かけるその姿に、心配していた
母心も吹っ飛びます。
両家の祖父祖母もきっと私達が独り立ちする時や、助けてとSOSを送った時、
同じように親として不安があったと思います。
渋い顔一つせずに、私が一人の人間として家庭を持ち、今、子供を送り出せる
ようになるまで育ててくれた事に感謝しかありません。
決して一人では子供をここまで育てることも出来なかったと思います。
いつも温かく包み込むように助けてくれた嫁ぎ先の両親にも感謝ばかりです。
その立場になってやっと分かったのは、両家両親の「見返り一つない大きな愛」
です。
私もそう感じてもらえるような人間にゆっくりですが近づけたら良いなと感じる
日々を過ごしています。