春になりました
みなさんこんにちは。
寒い冬が去り、暖かい春がやってまいりました。
今年は雪が多かったですね。
さて、3月には「春分の日」がありますが実はこの春分の日はとても珍しい祝日である事をご存知でしょうか?
てなわけでちょっとしたうんちく話をしたいと思います。
何が珍しいかといいますと、今年の春分の日は3月21日ですが、この3月21日が毎年春分の日ではないんです。
海の日や体育の日も毎年違いますが、実は海の日は7月の第3月曜、体育の日は10月の第2月曜と定められています。
実は春分の日は毎年2月の第1平日に発行される官報で翌年の春分の日を公表されるのです。
つまり、今年の春分の日は昨年の2月に公表されたという事です。
ではなぜこのような事になっているのか、それは春分の日の定義にあります。
二十四節季をご存知でしょうか?これは四季をさらに細かく分けたようなもので各6つにわけてあるものです。春でいえば立春もその1つです。
春分は地球の赤道を天に延長したものが黄道(太陽の通り道)と交わる春分点を通り過ぎる日とされています。この春分日を祝日とすると定められているため日にちが固定されていないのです。なぜ固定できないかというと実は地球の公転は365日と6時間ほどと言われています。
つまり、今年の春分と来年の春分とを比べるとちょうど1年にはならないという事です。なので3月20日だったり3月21日だったりするわけです。ちなみに、この2日のどちらかなのですが、2日しかないのは、うるう年があるからです。そして、秋分の日も実は秋分日を祝日とすると定められている為、同じように2月に公表されます。
このような祝日は世界をみても例がないのでとても珍しいという事なのです。
長くなりましたが、祝日にある定義にはへぇーと思うような事が他にもありますので、気が向けば第2弾を考えておきます。