『白玉団子あんみつ』作り
センターでは、認知症予防『スマイル』の取り組みとして、『夏らしいおやつ作り』を行いました。
今回は、利用者様の自主性に重点をおき、メニューの考案から作成手順を決めて頂き、職員は、出しゃばり過ぎず、備品の調達やお手伝い程度の協力をさせて頂くことにしました。
・最初の話し合いでは、「夏といえばカキ氷」「美味し物を乗せて食べたい。」と全員一致でほぼ決定。
・次の週の話し合いでは、「40人分位も作るなら、時間がかかって氷は途中に解けてしまうので、氷はやめたほうがええんやろか・・・」と断念。
・三回目の話し合いでは、「あんこが食べたい」「パイナップルを入れたい」「他には・・・みかん、スイカ、メロン、桃、ミニトマトにする?」「サクランボも入れる?・・・」と、いっぱい過ぎて、お皿の容量をオーバー!
和気あいあいの話し合いの中、入れるものが決定しました。
・四回目の話し合いでは、『白玉団子あんみつ』とネーミングが決まりました。
準備する物や、購入する物、作り方、段取り等の話し合いを楽しく行いました。
・いよいよ来週と迫り、出来上がりのイメージも膨らみ、「来週は絶対に休みません。」「楽しみですね。」と皆さん、張り切っておられました。
・さあ、いよいよ待ちに待った当日・・・
おやつ作りの参加者は、『スマイル』のメンバー4名の他に、当日の利用者様8名と、職員3名の合計15名で、『白玉団子あんみつ』作りが始まりました。
念入りな手洗いと消毒、この時期には特に気を付けないとね。
ナイロン手袋に、エプロンを着て、準備万端。
まずは、缶詰のあんこをスプーン2杯、小皿に盛り付けます。
何と!
確かにスプーン2杯ではあるけど、山盛り2杯!!
小さなお皿に、あんこだけが大盛りになっている!!
「他のものが乗らないので・・・」と、スプーンにすりきれ2杯に減らしてもらいました。
次は、あんこの上にみかんをバランス良く乗せて!!
小切りにしたパイナップルも彩りよく良く!!
さくらんぼは、枝は付けたままで、種だけを取り出す作業はなかなか大変でしたが、何個か取り出しているうちにだんだん上手に種を取り出すことができました。
メインの団子作りの担当は『スマイル』の3名ので・・・・・・
白玉粉に少しずつ水を加え、練りぐあいをみながら、耳たぶ程度の硬さに上手に練り上げられました。
ここからは、手の空いた利用者様も加わり、団子を小さく丸める作業です。
さすがに手なれたものです!!ワイワイガヤガヤと楽しく話をされながらでも、みごとに全部を丸められました。
団子を茹でるのも、もちろん利用者様の担当です。
お湯に入れた白玉が、プカプカと浮かび上がってから、1分後にすくい上げ、氷水で冷やし熱を取ってから盛り付けてです。
最後に全体に黒蜜をかけたら、あま~いあんこの入った『白玉団子あんみつ』の出来上がり!!
当日の利用者様のおやつとして、全員の方に食べて頂きました。
皆さんから「美味しかったですよ」「上手に出来とるわぁ」と絶賛され、作った利用者様も、召し上がられた利用者様も大満足な様子が伺えました。
『白玉団子あんみつ作り』大成功でした!!