おばあちゃん
2016 年 9 月 27 日
私には、施設に入所している90歳のおばあちゃんがいます。
6月の中頃に、「いつもに比べて様子がおかしい。食事も全く進まない・・・」
と家に連絡があり、すぐに受診したみたいですが、軽い脳梗塞だと分かりました。
入院後からは、自分でスプーンを持つ事や、食べ物を口に運ぶ事もしなくなっていました。
その為、仕事帰りに病院に行ける時には食事介助に行っていました。
病院で出される食事は、お茶ゼリーとミキサーでドロドロにしたモノが・・・
献立は何なんだろう?パッと見て何が出されてるかがわかりません。
匂いや色で分かるのは果物程度でした。
何を食べさせているのかわからないまま介助する事に違和感を覚えました。
視覚でわからない、食感でわからない食べ物を、人に食べさせてもらう食事って…
食べる楽しみってあるのかなぁ?美味しくないだろうなぁ…
ベッドでの食事は食べにくいだろうな…
と、いろんなことをおばあちゃんの立場になって考えながら、変わってしまった姿を見ながら介助していました。
仕事でも利用者様に食事介助する事がありますが、おばぁちゃんへの介助を通じて、あらためて食事の時の環境作り(雰井気)や視覚、嗅覚を刺激して食欲が増すようなことが大切だと思いました。
状態が少しずつ改善していき、右手に少しは麻痺があるものの自分でスプーンを持ちながら食べられるようになり3週間ほどで退院できました。
退院後、子供達と施設に顔を見に行った時には、表情も良く、まだ水分はゼリー状でしたが、元気そうにしている姿を見てホッとしました。(*^^*)
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