さなぼり弁当
皆さんは「さなぼり」という言葉をご存知ですか?地域によっては「さなぶり」とも言われるそうです。
知らない人にとっては「何かをぼる(=もぎとる)の?」って思われるかもしれません。実際、私はそうでした(^_^;)
「さなぼり」とは、田植えがおわったあと、体を休ませる慰労会のことをいうそうです。「さ」は田の神様をさし、田植えの準備に田の神様が降りてくるのが「さおり」で、田植えが終わって天に帰っていかれるのが「さのぼり」と言われ、田植えが無事に終わったことを田の神様に感謝し、豊作を祈る行事というのが元々の意味のようです。
今年もおいしいお米が収穫できますように☆
田畑が広がる大自然に囲まれた私たちの生活になじみのある「さなぼり」。時期もピッタリということで「さなぼり」という言葉を借りて、弁当を作りました。いつもより料理も量も増やし、慰労会にふさわしく「ごちそうだ」と思っていただけるように今回も頑張りました。
メニューの紹介!
左上は鶏のから揚げです。一口検食(=ご利用者様にお出しする前に調理以外の職員に、味や硬さなどを見てもらう味見のこと)をしてもらった職員に「鶏肉が軟らかくて食べやすい」と高評価でした。左下には鮭寿司。みょうがやちりめんじゃこ、大葉などが入ったさっぱりとした味付けに、色鮮やかな彩りが食欲をそそりますね。そして右上には果物とわらびもち、右中央にはじゃが煮とひじき煮豆、右下は冬瓜のあんかけと酢味噌和え。そして写真には載っていませんが、清し汁がつきます。
今回もボリューム満点の弁当になりました。食欲旺盛の私はきっとペロリと食べてしまうでしょうが、ご利用者様には少し量が多かったようです。「すごいごっつぉー(=ごちそう)だったわ。だけどな、わしには量が多かったわ。隣におったもん(=者)も今日は多いと言っとった(=言っていた)わ」など、こっそりと教えてくださいました。貴重なご意見ありがとうございます!
来月の弁当は量もしっかり考慮した上で、もっともっとおいしいごちそうを用意しますね!!お楽しみに。
いつか盛り付けをしている時の厨房内の写真を撮りたいと思っているのですが、
なかなか余裕がなくて・・・。盛り付け台にびっしり弁当をしきつめ、黙々と職員が盛り付けていますので、また紹介しますね(*^_^*)