よく噛んで食べていますか?
このガムをご存知ですか?
咀嚼力判定ガムといって、かみ終えたガムの色でしっかり噛めているか、噛めていないかを判定します。名前の通りですが・・・。キシリトールを50%配合したシュガーレスガムで、味はミックスフルーツ味で、おいしくいただけます(^-^)
佐濃デイサービスセンターでは、毎年6月に「美歯口塾」と書いて、「びはくじゅく」という取り組みをしています。「美しい歯と口を目指して!」という目的で、6月の虫歯予防月間にちなんで平成19年から実施しています。過去の取り組み内容は義歯洗浄を強化したり、歯や歯ぐきの状態を自己チェックして歯科受診を促したり、クイズやカルタを活用して口腔に関する知識を深めていただいたりしました。また、おやつに黒いビスケットを召し上がっていただき、食べ終わった後の口の中を鏡で見て、どれだけ食べかすが残っているかなど、自分自身で確認していただくことも行いました。
今年で5回目の美歯口塾は、「ひみこのはがいーぜ」という標語を活用して、噛むことの8大効用を説明したり、咀嚼力(かむ力)判定ガムをかんでいただいたり、ストローを使ったレクリエーションを行いました。
「ひみこのはがいーぜ」は小学校でも使われるほど、噛むことが私たちの健康にとっていかに大切かということをわかりやすく説明されています。
「ひ」 肥満を防ぐ
「み」 味覚の発達を促す
「こ」 言葉の発音がはっきりする
「の」 脳の発達を促す
「は」 派の病気を防ぐ
「が」 ガンを防ぐ
「いー」 胃腸の働きを促進する
「ぜ」 全身の体力向上と全力投球
講義っぽく見えるでしょ(*^^)v
咀嚼力判定ガムを利用者様にしていただきました。噛み終えたガムを出していただき、ガムの色を職員が判断し、チェックシート(下記写真)に記入してご本人様にそれぞれお返ししました。ガムが形のままで残っている方や黄色になった方、赤色になるまでしっかり噛めている方や結果は様々でしたが、私たち職員も利用者様の口腔内の状態を把握するために大変よい機会であり、また利用者様にも自分の目でしっかり噛めているか噛めていないかを確認できて、よい機会になったと思われます。
そして、レクリエーション。準備物はバラン10枚程度、ストロー1本、紙皿2枚のみ。1枚の紙皿にバラン10枚を広げておき、ストローでバランを吸い上げながらもう一方の紙皿に移すという簡単なゲームです。10秒間に何枚移動できたかを競います。これは唇の周りの筋肉を鍛えたり、呼吸をコントロールする訓練ができます。私も真剣にしてみましたが、8枚が最高でした。利用者様の中には13枚という方もいらっしゃいました。
今回の美歯口塾も、お口の健康を再認識するにはよい機会となりました。一年に一回と言わずに、何度も繰り返して行ったり、話題にあげて、噛むことの大切さや口腔ケアや義歯の必要性などを思い出していただけるようにしていきたいです。